HOME > 成功事例集 > 急増する熟年不倫は許されるのか?
最終更新日:2021.6.30
執筆者:夫婦問題・離婚カウンセラー
及び 女性相談員 泉谷 美奈子

熟年不倫とは、長年(およそ20年以上)連れ添った中高年が不倫することをいいます。
以前は、熟年夫婦の不倫問題の相談数は、際立って多くはありませんでした。
しかし、熟年離婚がテレビドラマで話題になったこともあり、熟年世代の不倫は増加傾向にあります。
「もう、おばさんだし、うちの妻なんかだれも相手にしないだろう」
「おっさん化したうちの旦那、不倫相手も見つからないだろう」
このように思っている方も多いと思いますが、長年連れ添っているからといって、妻や夫が熟年不倫に陥る可能性がないとは限らないのです。
この記事では、熟年不倫の実態を紐解き、後半では浮気調査によって解決した事例を見ていきましょう。
「目次」
夫(男)の熟年不倫に対する意識
妻(女)の熟年不倫に対する意識
①情熱的で精神的なつながりも深まりやすい
②警戒心があまりない
③離婚に発展してしまう確率が高い
①子供が成長し、育児の負担が減った
②バブル世代の夫の定年を想像すると不安
③物足りなさ、刺激を求めて
④モラハラ、DVに耐え切れなくなって
⑤何年も前から不倫関係が継続している
探偵 R&I 浮気調査事例:
日常から開放されたかった妻の抜け出せなくなった熟年不倫
熟年夫婦の男女に共通して見られる傾向として、中高年に差し掛かると、
「これだけ長く連れ添ったのだから、もうそろそろいいだろう」という意識が少なからず芽生えてきます。
まず初めに、中高年の夫婦が熟年不倫に対してどのような意識をもっているのか、男女別に解説していきます。

男性の場合、年齢を問わず、不倫に対する罪の意識が女性よりも低い傾向にあります。
・男は浮気する生き物だ
・それが男の本能だ、DNAだ、遺伝子だ
・バレなければ問題ない
・割り切った関係だから大丈夫
・家族を養っているんだから1回の不倫くらい見逃して欲しい
このような意識の男性は多く、中高年ともなると、身なりも気にしなくなった妻のことを性の対象として見ることができなくなってしまうようです。
そのため、若く、甘えさせてくれる優しい女性に対して惹かれてしまいます。
【参考情報】
夫の浮気を見破る!男の不倫を見抜くコツ

女性の場合、不倫がバレて熟年離婚に発展してしまうと、収入が激減してしまう、というケースを想定し、不倫には慎重になります。
しかし、長年、家事、育児に追われ、感謝の言葉もなく、ひたすら家政婦扱いされてきたような場合、あまりの虚しさから、妻が積極的に熟年不倫に暴走してしまうケースがあります。
女として見てくれない旦那よりも、一人の女として扱ってくれる男性に、心を許してしまいがちです。
また、30代後半を過ぎると、女性ホルモン量が低下し、男性ホルモン量が増加しはじめます。
これにより性欲が増し、考え方が男性的になる傾向があるため、体と心でつながった危険な熟年不倫に発展してしまうケースもあります。
【参考情報】
女の浮気を見抜く!妻の不倫を見破る方法

ここからは、若年層や新婚時代の不倫とは異なる、熟年不倫の特徴を見ていきましょう。
若いころほど性欲が盛んというわけではありませんが、熟年不倫であっても性行為は前提となります。
しかし、互いの欲求をぶつけ合うような激しいものではなく、相手とじっくりと愛し合う時間を大切にするようなゆったりとした性行為が求められるようになります。
また、性行為だけではなく、一緒にいることで得られる幸福感、安心感などに心が満たされ、有意義な時間を過ごします。

長く生活を共にしている間に、不倫がなかった、あるいはバレなかった熟年夫婦の場合、相手の不倫を疑うことも少なくなります。
疑い、疑われることが昔に比べ極端に減ることから、熟年不倫は「隙だらけ」で、「バレるかもしれない」という警戒心が薄くなります。
そのため、探偵が浮気調査を行う場合でも、熟年不倫の場合は証拠が取りやすい傾向にあります。
【参考情報】
ここまでできる!探偵×浮気調査|方法と内容&マル秘テクニック

不倫期間が長い場合は、不倫相手との関係性も夫婦同然となっているために、情がわいて離れられない状態になっています。
また、夫婦間の不満が長年蓄積された頃に始まった熟年不倫の場合、大きな解放感に包まれ、
「今までの生活を完全に捨ててもいい」という衝動に駆られる傾向が強くなります。
このような状態のときに、夫婦喧嘩や子離れなどのキッカケがあると、いとも簡単に離婚に発展してしまう確率が高まります。

ここからは、熟年者が不倫に走ってしまう原因を解説していきます。
もしもあなたがパートナーの不倫を疑っている、あるいは熟年不倫にはまっている当事者である場合、当てはまる項目があるのではないでしょうか?

母親の場合、今まで子供に割いていた時間がなくなった分、自分に費やす時間が増えたことをきっかけに不倫に走ってしまうケースは非常に多いものです。
長年、家事と育児に追われてきた妻が、
「残された人生を自分のために生きたい」と思うことはある意味自然な心理なのかもしれません。
また、子供が自立し実家を出ていったのを機に、不倫することで淋しさを紛らわすことができるものです。

これまで働きに出ていた夫の定年が見えてきた時、かなり多くの妻が、「これから先何年も、四六時中、旦那が家にいること」を想像するだけでストレスや不安を感じてしまう、というのが現実です。
また、夫も定年が見えてくると、自分の「男」「人間」としての存在価値を見出すことができなくなるのでは?と、不安を感じてしまう場合があります。
これらストレスや不安から現実逃避するために、熟年不倫に走ってしまうことがあります。

自分の人生に目標や生きがいを持っていた若年世代とは違って、熟年世代ともなると、色々な意味で余裕が出てきます。
反して、刺激がない、物足りない、と感じマンネリ化した日常を送っていると、つい、出来心で不倫に走ってしまう可能性が高くなります。
【参考情報】
不倫にはまる男・女の特徴と対策「嘘から浮気を見破る方法」

モラルハラスメント(言葉、意図的な無視などの精神的な暴力)やDV(ドメスティック・バイオレンス)(肉体的な暴力)が原因でストレスを抱えてきた熟年夫婦も少なくありません。
今までは子供のため、経済的な問題で我慢してこられたのかもしれません。
しかし、そんな生活に嫌気がさし、自分を大切にしてくれる異性が現れた時、心が惹かれ、熟年不倫に走ってしまうパターンも多くあります。

もともと何年も不倫をしていて、これまでバレることがないままズルズルと関係が続いているというケースは、実は意外にも多くあります。
この場合、不倫が発覚したときには、すでに、相手に本気になっていて、熟年離婚に発展してしまうことが多いです。
これら①~⑤のような心理から、熟年不倫が増加しています。
しかし、なにより大きいのは「不倫」という選択が「特別なもの」ではなくなっていることではないでしょうか。
【参考情報】
・ 復縁を望んでいる方
妻の浮気を「許す」時の心得と許したときのメリットVSデメリット
旦那の浮気を「許す」時の心得と許したときのメリットVSデメリット
・離婚を視野に入れている方
旦那の浮気で離婚したい!許さない!後悔しない離婚の手順とその方法
旦那の不倫、妻の浮気で「協議離婚」するときに、失敗した!と後から後悔しないためにすべきこと
最後に、探偵 R&Iで担当した熟年不倫の浮気調査事例を紹介いたします。
相談者:52歳 自営業 夫/東京

相談内容
妻はパート勤め、定休日である水曜日に、化粧をして出かける事がしばしば見受けられる。
・子供はすでに成人し、育児はひと段落、
・日常の夫婦の会話はそこそこあり、夫婦仲は悪い方ではないはず、
・しかし夫は持病を抱えており、夫婦の夜の営みは皆無であった、
このような状況下で、妻が浮気をしているのではと疑念を抱くようになった、とのこと。
妻を信用していない訳ではないが、熟年不倫が増加しているという今、疑心暗鬼になるよりも真実を見極めたいとのご要望でした。

事前情報
氏名、生年月日、現住所、勤務先、顔写真及び全身写真、身体特徴
提案とプラン
妻(対象者)は、毎週水曜日の正午前後に出掛ける事が多いため、水曜日の午前10時自宅から1日ピンポイントで浮気調査を実施する事とした。
不貞行為の確認。関係人(浮気相手)の特定は今のところ必要なし。
調査結果
1日目
東京都品川区にある自宅から浮気調査を実施。
妻は、正午前に外出し、最寄駅から電車を利用して「五反田駅」で下車、改札口付近で50歳代男性と合流した。
二人は腕を組みながらカフェに立ち寄り、ランチをしながら楽しそうに過ごしている姿を確認。
その後、コンビニエンスストアでドリンク類を購入して、付近のラブホテルに入っていった。

両名は2時間後、同ホテルの裏口より腕を組んで現れ、その後、すぐ近くの居酒屋に入っていった。
どうやらこの居酒屋は、二人のご用達のお店のようで、店員と仲良く話している姿を確認することができた。
妻と50歳代男性のラブホテルの出入りを確認し、本日の浮気調査を終了した。
報告とその後
報告書を見たご依頼主は、家にいる時には見せない、妻の幸せそうな笑顔、女性らしく腕を組んで男性と歩く様子を見て、がく然としていました。
まさに熟年不倫にどっぷりと浸かっている状況。
しかし、結果はどうであれ、長年寄り添ってきた妻と、離婚する気持ちにはなれなかったそうです。
そして、後日、依頼者からお話をうかがうことができました。

妻に浮気調査の報告書を見せると、本気の不倫ではなかったと、涙ながらに謝罪したそうです。
育児は一段楽してしまい、パートと家の往復、週末は旦那といつも一緒。
そんな中、日常から開放されたかった、一人の女性として扱われていたという魅力に囚われ、熟年不倫から抜け出せなくなっていたとのことでした。
ご依頼主は、不倫相手の男性には慰謝料は請求はしませんでした(ダブル不倫であったため)。
そして、不倫相手には、妻から別れを切り出したそうです。
このご依頼主は、妻を信じる道を選び、夫婦できちんと話し合い、今後の人生を2人で歩んでいくという約束を交わし、一件落着となりました。
熟年不倫は年々増加し、離婚に発展してしまうことも少なくありません。
しかし、今回のご依頼主の対応はとても紳士的なものでした。
・妻に怒りをぶつけることなく、
・冷静に対応し、
・妻の言い分もきちんと聞き入れ、
・ご自身の至らなかった生活態度を見直す、
そして、これからも妻を信じていくとキッパリおっしゃったその人柄、本当に感心してしまいました。
このような対応は、なかなかできるものではありません。
甘い熟年不倫にはまってしまった張本人も、現実を見据え、我に返ることができたのでしょう。
【参考サイト】
"熟年離婚"を切り出される夫の3つの特徴|president Online
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