最終更新日:2021.3.25
執筆者:夫婦問題・離婚カウンセラー
及び 女性相談員 泉谷 美奈子
浮気調査の依頼を考えた時、探偵の料金プランの1つに「成功報酬型」があります。
一見、浮気調査が「成功」した時だけ料金発生し、「成功しなければ(証拠が取れなければ)」費用は発生しない、お得な感じがするかもしれません。
しかし、実際は探偵と依頼者の「成功の定義」の違いにより、思わぬ料金が発生してトラブルになるケースが多くあるのです。
このページでは、探偵の浮気調査「成功報酬料金プラン」について詳しく解説していきます。
「目次」
成功報酬で浮気調査を依頼する際、絶対に確認しておくべき3つのこと
探偵のホームページや広告などに「成功報酬」「完全成功報酬」などと掲載している業者をたくさん見かけます。
浮気調査における「成功」と言えば、「浮気の証拠が取れた時」というイメージがあると思います。
しかし、そこに落とし穴があるのです。
ここで問題となるのが探偵と依頼主との「成功の定義の違い」です。
悪質なケースでは、
「ただ単に完全に尾行しきれたら」、
さらにヒドイ場合は、
「不貞行為の証拠が取れなくても、調査していることが発覚してしまっても、終われば」
「成功」とするところもあるようです。
もしも成功報酬で浮気調査の依頼を検討するならば、事前に「成功の定義」をきちんと確認する必要があります。
難易度、状況や探偵料金設定により開きがありますが、浮気調査の成功報酬金額の料金相場は30~50万円程度となっています。
「成功報酬だから調査を実施してみないとわかりません」などと、なかなか見積もりを出してくれないような場合には注意が必要です。
どうしても成功報酬で浮気調査したい!とお考えの場合には、まずは相場の料金内に収まる探偵を探した方が良いでしょう。
実際に依頼したものの、
・後から想像もしていなかった費用がかかっていた!
・高額な成功報酬料金を請求されてしまった!
このようなトラブルに巻き込まれないためにも、下記の事項は必ず確認しておきましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、探偵と依頼者による「成功」のとらえ方の相違によるトラブルが最も多いのが現状です。
どの時点で、浮気調査が成功したということになるのかを、必ず確認すべきです。
もちろん、口頭で質問するだけではなく、契約書に書かれている内容も、きちんと理解し、納得するまで確認してください。
浮気調査のすべての費用を成功報酬にしている探偵ばかりではありません。
多くの探偵では、浮気調査の料金を「着手金+報酬金」という形で構成しています。
・着手金=依頼時に支払う費用
・報酬金=成功した時に支払う費用
たいていの場合、浮気調査を実施する前に「着手金」を探偵に支払い、成功すれば「成功報酬金」を追加します。
失敗した場合には「成功報酬金」は発生しませんが、着手金に関しては、返金されるケースと、返金されないケースに分かれます。
このように、着手金の有無だけでなく、返金制度についてもきちんと確認しておきましょう。
成功報酬料金プランと言えども、0円では浮気調査の依頼ができないケースもあるので注意が必要です。
また、珍しいケースではありますが、着手金と報酬金を事前に前払いで支払っておき、浮気調査が失敗に終わった場合のみ、返金されるという料金体系の探偵もあります。
これは、成功報酬と呼べるのか、疑問に思うところです。
追加料金の別途請求の問題も、成功報酬制度で浮気調査を依頼した場合に、トラブルとなることがあります。
実際に探偵が浮気調査の中で使った交通費や諸経費はもちろんのこと、探偵が実際に稼働した時間分の人件費が追加されることがあります。
この場合、「時間制、人員型料金プラン」で浮気調査した費用に加えて、成功報酬金がかかることになってしまうことになってしまうケースもあります。
※時間制、人員型料金プランとは、
1時間あたりの調査員の単価×調査時間×人数+諸経費で算出される、最も多い浮気調査の料金プランの形です。
また、さらに悪質な場合には、成功報酬は浮気調査に対してだけ発生するので「裁判用の証拠は、別途費用が必要」などと、何かにつけて別途費用を請求してくるケースも少なくありません。
追加料金が発生するかどうか、どのようなときに発生するのかということも、しっかりと確認しておくべきでしょう。
【参考情報】
浮気調査の料金相場をプラン別に徹底解説!
前述の「浮気調査の成功報酬で確認すべきこと」でも述べたように、
・探偵と依頼者による「成功」のとらえ方の相違によるトラブル
・思いもよらない追加費用の請求トラブル
このようなトラブルが多く発生しがちですが、その他の成功報酬で浮気調査を依頼した方のトラブル例も見ていきましょう。
「浮気していなかった」との報告を受けて、「浮気調査は成功です!」と成功報酬金を全額とられた。
→実際はまともに調査を行っていない。
→経過写真ばかりで言いくるめられてしまった。
探偵としては何としても成功して報酬をとりたいので、質の低い証拠でもとりあえず成功としてしまうことがあります。
せっかく浮気調査を依頼したのに、裁判などで役に立たない証拠や、言い逃れされてしまうような低品質な証拠であれば意味がありません。
中にはまともに調査を行わずに期間だけが過ぎていくケースがあります。
なかなか結果が出ないので他の探偵に再依頼したいと思い、キャンセルの申し出をすると「今までにかかった費用を支払ってください」と高額な請求がされるケースです。
キャンセルについても依頼前にしっかりと確認しておくべきです。
浮気調査の期間や目安を設けて依頼するようにしましょう。
【参考サイト】
探偵に依頼した件で、調査に不満があり返金要求したい|弁護士ドットコム
「成功報酬」という響きにお得感を感じ、魅力的に思うかもしれませんが、まずはそれなりの実績に重点を置いて探偵を選ぶべきでしょう。
もちろん、悪意があってこのようなトラブルに発展してしまう探偵ばかりではありません。
しかし、成功報酬で浮気調査の依頼を検討する際には、このようなトラブルに巻き込まれてしまう可能性も念頭においておくと良いでしょう。
【参考情報】
絶対に浮気調査を失敗したくない方へ!優良探偵の選び方
ここまでできる!探偵×浮気調査|方法と内容&マル秘テクニック
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