最終更新日:2021.1.10
執筆者:夫婦問題・離婚カウンセラー
及び 女性相談員 泉谷 美奈子
人生における大イベントである「結婚」
しかし、婚約中の結婚相手に不信感をもっていると、なかなか良いお付き合いができないものです。
また、最近流行の婚活パターンですが、インターネット経由で知り合ったが故に、実は結婚詐欺だった!という問題も増えつつあります。
時には第三者の視点から、婚約者の家族、親せき筋に問題点はないか?などの情報を得ることが必要なケースもあるのではないのでしょうか?
・結婚相手と共に本物の幸せを得るためにも、
・ 今後、良いお付き合いを続けるためにも、
ひとつひとつ、不安を解消していきませんか?
「目次」
①暴力癖や異性についてのトラブル
②学歴や仕事などプロフィールに嘘があった
③金銭問題などのトラブル
④その他、結婚調査でわかること
①差別につながる恐れのあること
②個人情報保護法を侵害すること
③プライバシーにかかわること
④盗聴、盗撮による情報収集
①バレる可能性がゼロではない
②信頼関係が崩れる可能性
③事実を知った時に受ける精神的ダメージ
④高額な費用がかかる場合がある
平成27年度の厚生労働省の発表によると離婚件数は22万件にものぼり、日本の離婚率は約35%前後になっています。
せっかく結婚した夫婦が1年間に離婚してしまう数は驚くほど多いのが事実です。
このようなご時世、事前に結婚相手の情報を知ることが、離婚の原因となる婚姻関係を結んだあとのトラブルから身を守るための重要な方法なのかもしれません。
【参考サイト】
厚生労働省|「離婚に関する統計」の概況:離婚の年次推移
まず初めに、これまで当社にいただいた、結婚調査の相談事例をみていきましょう。
・付き合っている相手が両親や友人を紹介してくれない、もしかして騙されてる?
・納得できない理由で結婚が延期された
・結婚相談所で知り合ったが、肝心の話になると逃げ腰になる
・婚活パーティで知り合ったため、実際の生活環境が知りたい
・本当に交際相手は自分だけかを確認したい
(他の人とも交際しているというウワサ)
・婚約者が風俗にはまっているのでは?
・ギャンブル癖、借金などの隠し事がないか確かめておきたい
・婚約者に離婚歴があるが、離婚理由がどうも納得できない
・娘(息子)がネット上で知り合った相手と交際している
・息子が離婚歴がある彼女を連れてきたため、離婚理由が知りたい
・娘の彼氏が転職を繰り返しているため、将来性について調べて欲しい
・娘(息子)の交際相手の家族の評判を知っておきたい
・親の感?なんとなく既婚者である気がする
・婚約者ができてから、子供の暮らしぶりが悪くなった
・財産目当てのような気がするので職歴を調べて欲しい
・息子(娘)の婚約者が金銭トラブルにまきこまれている?
親であれば、大切な娘や息子の交際相手の身元、素性が気になるのは当たり前のことです。
しかし、なかなか当人に聞くことができない、尋ねてもはぐらかされてしまう場合は、さらに心配が募ってしまいます。
また、具体的な結婚の話になると、なかなか話が進まない場合、特に金銭のやりとりが発生している場合は、結婚詐欺の可能性も考える必要があります。
・起業するといわれ、事業資金としてお金を貸したが、返済の話をするとはぐらかされる
・家族が病気になったので急ぎでお金が必要だからと言われ、つい、お金を貸したが、もしかして、結婚詐欺に騙された?
・実家が資産家だと聞いているが、一度も親に会わせてくれない、実家に行かせてくれない
・婚約者を本当に信じていいのか?
・自分のことを本当に好きなのか?
・交際相手の本当の人柄は?
・両親、家族はどんな人?
せっかく結婚するならば、パートナーと一緒に、幸せを感じていきたいと願うのは当然です。
婚約者の結婚調査を依頼することは、交際相手を疑うことではなく、「全てを信じるための一つの手段」と考える方は、意外にも多いものです。
・度重なる浮気癖があった
・二股をかけられていた
・相当な風俗好きだった
・バツイチだと聞いていたが、まだ離婚してなかった
・初婚と聞いていたが、離婚歴あり、子供もいた
・以前の離婚した理由が、暴力によるものであった
・DV癖があり、過去に事件を起こしていた
結婚調査で真実を確認しておかなければ、浮気性で離婚歴があった、風俗にどっぷりハマっていた、DV癖がある等の事実を、結婚後に知ることになったかもしれません。
また、浮気性や暴力癖は、離婚の原因になることが多く、悩みを抱えて結婚生活を送ることになっていたかもしれません。
・無職で親のすねかじり、ニートだった
・職業を偽り、夜の仕事をしていた
・学歴、職歴の詐称
聞いていた職業とはまったく違う仕事をしていた、学歴も何もかもウソだった、、、
このようなことが結婚調査によって判明することは、少なくありません。
だまされたまま結婚してしまっては、期待していた収入がなく、思い描いていた幸せな生活が送れなくなってしまう可能性があります。
また、自分の経歴にウソをつくような人は、結婚後も平気で大きなウソをつくかもしれません。
・莫大な借金があった
・ギャンブル癖があった
・前科のあるプロの結婚詐欺師だった
・資産家ばかりを狙った結婚詐欺だった
結婚調査してみると、こちらが想像もしなかった、多額の借金が発覚するケースがあります。
もしも、あなたが今までコツコツ貯めてきた貯金で返済してあげたとします。
しかし、せっかく返し終わったとしても、またギャンブルなどで借金を作ってしまうかもしれない、というリスクが今後の生活でつきまといます。
また、結婚詐欺の前科があった、という事実が発覚したケースもあります。
甘い言葉を巧みに使い、これまで貯めてきた預貯金、親から援助してもらった大切な結婚資金を、根こそぎ持っていかれて泣き寝入り、というトラブルを回避することができた事例になります。
・相手の親の近所での好評や悪評
・全く嘘や偽りのない人なので、安心してプロポーズを受けることにした
・自分のことをあまり話さない人なので、不安なことがあったが、問題がないことがわかって安心できた
婚約者やその家族を調べる、ということに抵抗があるかもしれません。
しかし、結婚してから隠された真実を知って後悔するよりも、事前に結婚調査をすることで、不安要素を取り除いたり、話し合いを持ったり、別れを選ぶこともできます。
また、勇気を出して結婚調査することで、「この人を選んで正しかった!」と婚約者への気持ちを新たにするきっかけになるかもしれません。
【参考サイト】
内閣府|「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書
いくら有能な探偵や興信所であっても、「個人情報保護法」や「ストーカー規制法」に関わるような結婚調査は、できない(やってはいけない)ことになっています。
例えば「出生地に関する調査」
「出生地が××なので結婚破棄」といったように、差別につながる危険があるため受けることができません。
例えば「金融機関の借金などのデータ照会」
金融機関や個人信用情報機関から情報を得る必要がありますが、探偵や興信所には、その権限がありません。
例えば「犯罪歴のデータ照会」
警察のデータベースを照会する権限も、もちろん探偵や興信所にはありませんし「正規のルート」というものも存在しません。
婚約者だからといって、本人に許可なく盗聴器は盗撮カメラを設置して情報を集めることはできません。
探偵や興信所も、もちろん同様です。
(夫婦であればOKな場合もあります)
いかかでしたでしょうか?
上記の情報を得ることができる!といっている興信所や探偵は、正規の手法ではない結婚調査を行っている可能性が高いので、注意が必要になります。
【参考情報】
彼氏や彼女の浮気調査相談|解決事例集
幸せな結婚生活を望んで行われる結婚調査ですが、真実を知ることができるというメリットだけではなく、少なからずとも多少のリスクを含んでいます。
ここからは、結婚調査によるリスクと、それらに対する心構えをみていきましょう。
経験の浅い探偵が尾行や張り込み、聞き込みなどを失敗し、交際相手やその家族にバレることもあります。
しかし、
・探偵や興信所に依頼していることを他の人に話してバレた、
・依頼をして、気分がソワソワ、、、婚約者に不信感を与えてしまった、
・探偵や興信所と交わした契約書、スマホやパソコンの履歴からバレた、
このようなきっかけでバレてしまうことが、少なからずともあるのです。
本人にバレてしまうと、婚約者との関係にヒビが入ってしまうだけではなく、結婚調査を継続することができなくなりますので、場合によっては得たかった情報が得られなくなってしまいます。
結婚調査を依頼する際には、多言しない、バレるような言動は慎む、依頼する探偵や興信所は、慎重に選ぶ、この心得を忘れてはいけません。
少なからずとも、交際相手や婚約者に不信感を持っているからこそ、結婚調査を依頼するのですが、事実が明らかにされたことによって、思いもよらぬ人との信頼関係がが壊れる可能性もあるのです。
・自分の子供(娘や息子)の交際相手やその家族を極秘で調べてもらった。
→納得の得られる結果が出たが、勝手に調べたことに対して子供から激怒され、親子関係がおかしくなった。
・婚約者の浮気が気になり、結婚調査をしたら、自分の親友と浮気をしていたことがわかり、親友との信頼関係が破綻した。
→婚姻後のリスクを回避するために行われる結婚調査ですが、実際に、このような結果になってしまうパターンも。
結婚調査で重要なことは、実は、「結果を知ること」ではなく、今後、交際相手とどうしていきたいのか、自分の気持ちをはっきりさせておくことなのです。
必ずしも、「あなたが望む結果」が報告されるとは限りません。
そして、その真実は結婚する当人だけではなく、家族にまで精神的ダメージを与えることがあります。
ある程度、覚悟していたかもしれませんが、真実を知った後のダメージは、想像以上に大きかったりするものです。
結婚調査は、真実を知る覚悟、精神的ダメージを受ける可能性があることも十分考慮して依頼する必要があります。
結婚調査では、知りたい内容や、今現在わかっている情報量によって費用が高額になるリスクもあります。
その他にも、
・婚約者の情報がうそばかりで、なかなか実態がつかめない
・望む結果を求め過ぎて、調べる内容を増やしすぎた
・経験の浅い、あるいは悪徳探偵に依頼をした結果、高額な費用を請求されてしまった
このようなリスクを回避するために、結婚調査を検討する時には「目的」をご自身の中で明確にしておくことが大切です。
また、興信所、探偵を選ぶ際には、慎重に比較検討する必要があります。
【参考情報】
絶対に結婚調査を失敗したくない方へ!優良探偵、興信所の選び方
調べる項目にもよりますが、一般的な結婚調査で、こちらが望む事項を全て判明させるためには、おおよそ1ヶ月から2ヶ月の期間が必要になります。
その理由は、結婚調査の依頼を受けてから、情報を整理し、実施していくための計画立てに多くの時間を費やします。
「一番効果的な方法は、誰にどのような聞き込みをすればよいのか?」をしっかりと考えて実行することがとても大切になります。
一度でも聞き込みを失敗したら、それ以上情報を引き出すことができなくなってしまいます。
また、やみくもに情報を聞き出すのではなく、少ないチャンス、聞き出すタイミングを逃さないためにも、確実な計画を時間をかけて検討する必要があるのです。
結婚とは、人生の大半を共に生きるパートナーを決めるための、とても大切な決断です。
「恋は盲目」といわれるように、当人は、交際相手のことを冷静に見られなくなってしまうこともあります。
結婚してから、失敗したと後悔しないためにも「転ばぬ先の杖」交際相手に不安要素があるならば、興信所や探偵に相談してみるのも選択肢のひとつではないでしょうか。
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